RTとは
RTとはRespiratory Therapistの略で一般的には米国呼吸療法士と訳されます。
RTは呼吸ケアのスペシャリストであり、米国においては呼吸ケアに関することは
主にRTが行ないます。またRTはRCP(Respiratory Care Practitioner)と呼ばれることもあります。
RTに関するビデオリンク:http://www.aarc.org/career/
RTの業務
下記にRTの主な業務を記載します。病院によって業務内容は異なります。
人工呼吸管理 |
設定と評価、アラーム対応、動作点検 |
気道管理 |
吸引、挿管(病院による)、抜管、カフ管理 |
検査 |
呼吸機能検査、血液ガス、12誘導心電図 |
治療 |
酸素療法、ネブライザー、排痰療法 |
医師介助 |
気管支鏡、挿管 |
緊急対応 |
蘇生 |
RTになるまでのプロセス
ここでは米国呼吸療法士(RT: Respiratory Therapist)になるためにプロセスを紹介します
(英語の習得、ビザ、住居など留学一般のことは省略しています)。
1)RTプログラムの検索
AARC(American Association for Respiratory Care)のホームページからRTプログラムを検索。
AARC accredited programs: http://www.aarc.org/education/accredited_programs/
2)各プログラムの調査
各学校のホームページ、メール、電話、資料請求等を通して各プログラムの情報収集(プログラム内容、入学条件、コストなど)を行ないます。
3)申し込みと結果待ち
十分に調査を行なった後に申し込みを行い、合否の結果を待ちます。
4)入学
秋から入学する学校が多いですが、春から入学できる学校もあります。
5)RT試験と卒業
約2年間(学士では約4年間)のプログラムを終了後にRTになるために試験を受けます。
RTにはCRT(Certified Respiratory Therapist)とRRT(Registered Respiratory Therapist)がありますが、
CRTしか受験できないプログラムもあるので事前に調査が必要となります。